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  | 雨 長い間 ずっと 雨を見ていた
 いつから降っていたのだろう?
 いつから見ていたのだろう?
 
 そんな疑問がわいた時 ふっと
 雨の恐怖を思った
 雨は遙か空から無常にも落とされている
 それは望まざる空との別れであった
 
 雲の悲しみを思った
 雲は嘆き悲しみそのからだから涙を流していた
 その悲しみは雨の恐怖と似ていた
 
 落ちた雨は万物をぬらし その身を冷たくする
 雲は日を遮り 万物の心すら曇らせる
 雨は全てのものを等しく憂いに導く
 まるで自らの悲しみを 他のものに知らしめるかのように
 
 雨上がり
 雲が消え その間から日が差してくる
 その時に人々が感じるあの不快な熱気は
 再び空へ戻れることを喜ぶ
 雨粒達の 昇華に狂喜した姿なのかもしれない
 
 
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            | 滅多に作らない詩風味の文章です。 どうでしょうか? ま、「Pony Canion Style まるなび?」でボツになったものなのですけどね。
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