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PHASE:21 紅蓮の終劇・緋色の目覚め

シナリオ:あみやまさはる
コンテ:佐山聖子
演出:佐山聖子
作画監督:楠本裕子

 楊明・ヘスの指示により、執拗に追い回す朱雀と玄武。そして、ライム・チェリーを連れて逃げる小樽と花形。
「なぜ自分たちが狙われなければならないのか?」と困惑するライムとチェリーは小樽に冷たく接するが、彼は何も言えなかった。
 一方、ブラッドベリーを狙いヒグレ大サーカスも白虎の襲撃を受けていた。
 ”いたぶるように”小樽を攻撃する朱雀、玄武に、必死になって立ち向かう小樽の姿を見た三人はついに記憶を取り戻すのだが・・・。



 挿入歌「生命線のマリア」に載せて、ライムたちが記憶を取り戻し、朱雀・白虎・玄武を倒すシーンは感動しますね。「よくも、よくも」と連呼している姿から、怒りの深さが感じられます。
 朱雀、白虎は普通に倒したのですが、玄武は装甲が堅いらしくライムを投げて倒しましたよね。その修理に向かうライムがたまたま警察(?)に補導されながらファウストに毒づく楊明を見てしまうのですが、「血の通った人間の痛みを分かってたまるか」の言葉は相当衝撃的だったようですね。
 とはいえ、ヘスに利用されていた楊明も気の毒ですね。ずっと自分のマリオネットだと思っていたファンファンが、ヘスをマスターだと呼ぶシーンは小説の5巻も意識した(*1)らしく、ぐっときます。
 無粋な話ですが、なぜ楊明とヘスが紅蓮で、ライムたち緋色なんでしょうか。そもそも、この結びつけ自体が間違っているのでしょうか。

*1:『ジャポネス吹喜月乙女紀行』のジャケットより。ちなみに小説の楊明とファンファンの関係はJ の師範と小雪に近いものがあります

オンエア:1999年03月02日



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