PROGRAM:25 いつもキミがそばにいる シナリオ:関島眞頼 コンテ:下田正美 演出:下田正美 作画監督:関島秀一 小樽との別れの哀しみに浸る間もなく、ライムたちはメソポタミア号へ侵入した。 ありとあらゆる手段を使い、ローレライを奪われることを拒むメソポタミア号。永遠に小樽に会えなくなることは分かっているのに、ライム、チェリー、ブラッドベリーの三人の顔にはなぜか笑顔が浮かんでいた。 冒頭でPROGRAM:24の別れのシーンがもう一度描かれており、泣きそうになります。 メソポタミア号に侵入した後は、ライムたち三人それぞれの語りが中心となります。一人一人の内容が深く心にしみてきます。その語りの時に挿入歌として使われている「希望のテーマ」が実によく合っています。とはいうものの、個人的には語っている時間が若干長いような気がします。 後半は女性復活後の世界を描いています。花形はいつものようにギャグキャラとして活躍しますが、小樽は体調を崩しています。ライムたちと暮らしていたときは病気一つしていなかった小樽の姿と相まって、何とも言えない寂しさが現れますね。 そんなある日、不思議な夢を見た小樽は朝早くから朝食の準備をします。その姿を見て花形も本調子になります。ここを見ると、どうしても二人の間には本当の友情があるように思えます。小樽はうれしくないでしょうが。 長い間長屋で貧乏生活をしていた小樽が料理に不慣れとなり、花形が料理をしているとは、ライムたちと過ごした生活の影響でしょうね。 ちなみに、ビデオやLDにはOP前の映像はなく、小樽が「おっ、おかえりっ!」と言った後の映像が入っています。PROGRAM:24の最後で悲しくて泣いて、PROGRAM:25の最後ではうれし泣きですよ。 やっぱり、最終回は多くを語ってしまいました。 オンエア:1997年3月25日 |