PROGRAM:07 一攫千金はヌカ喜びでぃ! シナリオ:金巻兼一 コンテ:本田一行、木村隆一 演出:本田一行、木村隆一 作画監督:津幡佳明、山口晋 貧乏長屋での一人暮らしから、あっという間に四人家族となってしまった小樽。彼一人の稼ぎでは当然食べていくのは不可能で、加速度付けて貧乏になってしまう。 必死の思いで部屋を探しやっと見つけた一分銀で米を買うようライムに言いつけた小樽だったのだが、彼女が買ってきたものは米ではなく富くじであった。 落語の要素がたくさん入っている話です。二八バーガーは、「時蕎麦」などに登場する二八蕎麦ですし、ライムが買った富くじの番号は「宿屋の富」に出てきます。 落語の要素が入っているところからして、小樽が出した二八バーガーに立ち寄ったおじさんはお金をちょろまかそうとしている気がしてなりません。「おいっ、いくらでぃ!?」というせりふでは時蕎麦を思い出しますよ。 他にも上州や時代の生活が忘れられず借金をしたために花形の家に借金取りが現れたり、ライムが象回しをしたり、源内じいさんの木製原付バイクが出たりとキャラクターの個性が出ています。 この話で出てくる、小樽とライムの会話で、 「これは、ぬか漬けにするとうめぇのか?」 「もしかしたら・・・!」 はかなり好きです(*1)。 *1:ライムが買ってきた富くじに対して小樽が言ったせりふ オンエア:1996年11月12日 |