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(アニメ版 セイバーマリオネットJ)



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ゲルハウト・フォン・ファウスト
 ゲルマニア(ガルトラント(*1))の最高権力者で、総統と呼ばれる。ちなみに、10代目。冷酷無比で感情を表に現さず、意見しようとするものをことごとく殺す暴君のような人物である。また、セクサドールズ(アニメ版ではセイバードールズ)の所有者でもある。

 小説版では、メソポタミア号の中で冷凍睡眠状態が切れて、船内を歩いていたときにコンピューターとなったローレライと出会う。そして、彼はローレライをクローン技術で人間とする。
 メソポタミア号不時着時に、ローレライと共に毒をあおって自決しようとしたが、彼だけ家康に助けられてしまう。その後、初代ファウストはテラツーを完全に支配し、自分たちを捨てた地球に復讐をするためやっきになる。
 また、セクサドールズに対し非常にいやらしい仕打ちをし、読者が引く(*2)。

 アニメ版では、ローレライの恋人であり彼女を助けるために乙女回路を作る。8代目ファウストが存命の時にすでにティーゲルは目覚めていたが、10代目ファウストがどのようにセイバードールズを目覚めさせたかは不明。
 また、小説版とは違いローレライを迎えるにふさわしい帝国を作るため、そしてテラツーでも最も優れた指導者となることを目指し他国に戦争を仕掛ける(*3)。しかし、二度のジャポネス侵攻に失敗し、三度目の侵攻でメソポタミア号がテラツーに攻撃を仕掛けるようになりまた失敗する。そんな中、ガルトラントが人民のクーデターにより制圧されたことや、小樽の説得、ティーゲルの発言などにより昔の優しさを取り戻す。
 その後は、「またまた」では、テラツーのプラズマ大暴走をくい止めるため諸国を回り調査するなど非常に頼りになる存在となる。

*1 Jでガルトラントは人民により制圧され、ゲルマニアとなる。
*2 著者のあとがきより。
*3 アニメ版でのペテルブルグへの侵攻は、エネルギー問題を是正するたという裏設定がある。



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